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地歌舞も、やっぱりイマジネーションワールド! [ライブインテリジェンスアカデミー]

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今朝の日記に書いたように、はじめてでも楽しめる「地歌と舞の会」ワークショップを鑑賞してきた。

場所は、大阪では有名な空堀にある「練」の二階のsalon de ありす。10年以上も前に、知人でもある建築家がこの一帯"大阪からほり"をブランド化に成功させ有名な町に復元した。

そこにぴったりのイベントである。数年前に私もこの場所を借りて若手の邦楽家の菊央さんの三弦と筝、胡弓の演奏会を行ったことがある。
和文化の催しにはぴったりの場所である。

今回は、仕事仲間でもある女性が「粋の会」を立ち上げ、その旗揚げイベントとして行われた。サブタイトルにあるように、はじめてでも楽しめるようにワークショップになっていた。

まず「高砂」。お祝い事には欠かせない演目を山村若光子さんが舞った。上方舞の流派の一つである山村流の師範。舞の後には地歌について丁寧に解説され、また扇の使い方や挨拶の仕方まで教えていただいた。

解説によると、地歌とはその土地ごとに歌われた当時の流行歌。その歌に振りをつけたのが地歌舞という。上方では独自の路線でお座敷の舞として継承されてきている。座敷一畳の空間で埃をたてぬよう舞える工夫がされているのも地歌舞の特徴のようである。
地歌舞は上方舞ともいう。現在では、上方舞には井上流、楳茂都流、山村流、吉村流の四流派がある。井上流は京都の玄人衆の舞で、吉村流はピーターさんのお父さんの流派としても有名である。

地歌舞などではこのようなワークショップ形式では開催するのは珍しい。日本の伝統芸能をより多くの方に伝えていくには欠かせない手法でもある。現在、能や狂言もワークショップとして開催される機会が多くなっている。

会場には懐かしい方たちに会うことができた。地歌舞を自分でも習っている作庭家の古川さんや会場のオーナーである頼政さんなどと再会し、和文化談義に華が咲いた。
そして立方の山村若光子さん、地方の生田流筝曲の三川美恵子さんも加わり、座敷で育んだ文化を盛り上げていきたい、という皆さんの熱い思いがヒシヒシと伝わってきた。

地歌舞で見たものは、やはり「想像力」。歌の内容を舞で表現する。つまり動きと扇で観る人に伝える。まさにイマジネーションワールドである。

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