圓教寺「壽量院」の精進食に魅せられて。 [ライブインテリジェンスアカデミー]
今日は、山登りに最高の天気だった。少し額に汗をかき、息を荒げながら20分程度歩いた。
これでも私にとっては山登りである。姫路からバスに揺られ30分、書写山ロープウェイ乗り場に到着。それからロープウェイで書写山へ。この書写山自体が圓教寺の境内になる。
圓教寺は、一千年の歴史を持つお寺で、西の比叡山と呼ばれるほどの由緒のあるお寺である。そのお寺が世界に注目されてのがラストサムライのロケ地になり、かなりの場面に登場してからは海外からの観光客も後を絶たない、ということらしい。
その圓教寺の塔頭のひとつに「壽量院」がある。ロープウェイを降りて参道を登って行くと最初に見えてくるのが壽量院。ここは精進料理で有名なお寺である。その料理人さんを訪ねた。
壽量院には食器が院内に展示されている。一つのお寺にお茶事に必要な器が数多く展示されているのも珍しい。それはこの圓教寺だけで使用する器や膳が漆で仕上げられていた。それが「書写塗」というもの。それだけにお茶事には造詣が深い。お茶事の歴史に圓教寺は外せないほどのお寺でもある。
その圓教寺の壽量院で『精進食』を体験する講座を計画している。作るのはできないにしても、お膳を前に器を楽しみ、精進食を賞味し、料理人の佐藤師から精進食のうんちくを聞かせていただく。
山の中での時間を愉しむ講座として喜んでいただけそうな気がする。
文化想像塾『精進食』として開講を目指す。
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