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マリー・アントワネットから天平時代のハープまでを楽しんだ。<夙川ソーシャルカレッジ> [夙川ソーシャルカレッジ]

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昨日は、夙川ソーシャルカレッジの第二回のワークショップが行われた。
先週の、川で拾った石ころや小枝で現代アート作品づくりに続いて、第二回目は「ハープに触ろう!」。

今回の講師は摩寿意英子さん。日本ハープ協会の常務理事で東京や関西などでハープの演奏活動を精力的に行っておられる音楽家である。とくにハープの歴史に精通されている方で、自分のスタジオには種類の異なるハープが並んでいる。

そのスタジオで、今回のワークショップを行った。私を入れて大人4人に、可愛らしい4歳と2歳の女の子も参加してくれた。子どもたちの反応は、やはり音。優しい音色に興味を示す。実際に先生が指を添えて弦を奏でると断然目の輝きが違ってくる。子どもたちは弾けるようになるのも早いらしい。

大人の目を惹いたのは、1760年代製のマリー・アントワネットの時代に造られ、当時実際に演奏されてたというハープと、紀元前2000年以上も前、メソポタミア文明時代にあったとされるハープの原型が中国シルクロードを渡り日本に入ってきた。そのハープの原型といわれている「箜篌(くご)」の復元。当時のものとして今も奈良の正倉院に収められている。

いまのハープの弦はガットだが、箜篌は絹の弦が使われている。それぞれが独特の音色である。演奏するテーマやステージによってハープを使い分け、西洋のクラシックならもちろんグランドハープ。西洋の歴史的意図を表現するにはマリー・アントワネット。

私は、個人的には日本の伝統文化情緒を楽しめる箜篌がいい。十五夜のお月さんを愛でながら箜篌の音色を聴くのは、最高の贅沢だろう。

ハープのことに疎い私でも感動させてもらった。モノにはすべて謂れがある。その所以をしっかりと凝縮し詰めて音を通して伝えていっている楽器の代表格のような気がした。

現代のハープと古代のハープ、そして18世紀のマリー・アントワネットのハープを聴く演奏会をぜひ、実現してみたいと思った。
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