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提藍をさげて桜を愛でるのも粋なもん。―文化想造塾<煎茶>― [文化想造塾<易社/煎茶>]

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春からの煎茶の会が始まった。

2ヶ月ぶりに稽古場にいくと、昨年からの工事が完了し新しい一茶菴になっていた。いままで、旧家や庄屋家屋、町家などなど伝統文化の色濃く残った家屋をいろいろと見たことはあるが、新しくなった一茶菴の茶室を含む内装はいままでに見たことのないものだった。

煎茶道の流儀にそって造られたものには違いないが、一茶菴はとくに文人の香りを色濃く伝える設えになつている。また写真でも紹介させていただく。
※和楽の5月号に、彬子女王殿下連載の中で「一茶菴」を掲載。機会があればご参照ください。

今回の稽古は、今の言葉でいうならピクニックボックスに入っている道具を取り出すところから始まり、3煎を淹れてそれぞれの味を堪能し、そして片付けるところまでを一通り教わった。
前出でピクニックボックスとわかりやすく書いたが、正式には提藍(ていらん)という。竹籠である。中には煎茶道具が一式が入っている。ボーフラ、急須が茶巾に入れてあり、茶心壷(ちゃしんこ)、茶合(ちゃごう)袱紗(ふくさ)、お茶碗、炭などがコンパクトに入れてある。

煎茶を外で楽しむ一式の道具である。この提藍をさげて河原で桜を愛でながら淹れるのも粋なもんである。

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