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北神戸には、珍しい「農村歌舞伎舞台」が現存する。 [伝統芸能]

今日は神戸市北区界隈を廻っていた。折角なので足を伸ばし下谷上の「農村歌舞伎舞台」を観に行ってきた。3年前に訪れたときと何ら変わらないが、外観をみながら佇むだけで想像が膨らんでいく。

江戸時代に農民の娯楽であった農村歌舞伎や人形浄瑠璃を上演する農村舞台がいまも全国で1000以上残っている。そのうちの1割ちょっとが兵庫県内にある。北神戸の地には15の農村舞台があり芸能の盛んな地域だったことをうかがわせる。
この農村歌舞伎舞台(写真)は国指定重要有形民族文化財に指定されている。直径約6mの皿廻し式の廻り舞台で、特に花道の裏返し機構により反り橋が洗われる仕組みになっている。これは全国でもここだけで、特徴のある舞台として現存している
そして、花道はもちろんだが、太夫座、回り舞台、二重台、大迫り(おおせり)、ぶどう棚など多種の舞台機構が備わっている。

江戸時代にこの北神戸周辺は、農村文化が栄えた村だったのがうかがえる。村人たちが五穀豊穣を祈って、歌舞伎や人形浄瑠璃を楽しんでいたようだ。

農村舞台5.jpg農村舞台6.JPG
写真は、神戸市教育委員会の写真を転載


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