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心の灯に。 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

昨日は池田で「仏画アート」講座があった。
昨秋からスタートしたこの講座でいろんな方が参加してくださった。そして続けて通っていただいている。

その方たちのこの講座に向かう姿勢をみて、小生の心が揺さぶられる。私が思ってスタートした"アート"という概念を超えていることに気づかされた。
それは、日々の苦楽を体験し乗り越え、必死に頑張って生きておられる方たちの気持ち意識が、この写仏写経の中に強く反映されているからである。

もう一つが、自分を見つめる機会になっているような気がする。ただ単に仏画を描きお経を写すのではなく、自分のこと、自分の身近な人のことを考えるキッカケになっているようだ。
それは、自分の、また誰かの干支にちなんだ仏画が選択し、さらに写経ではお経の中に、お経以外の、思いを寄せたい人名や場所名、そして自分の名前など様々な重要な言葉を挟みこむことでお経と一体化していく。つまり自身の心が、その中に反映できるからだろうと想像する。

仏画の線は波打ち、線は太くなり細くなって、目や鼻、口も思うようにひけない。"あ、失敗しちゃった"という呟きが聞こえてくるが、仕上がりには、美しさを超えた"心の灯火"のようなものが見えている。
参加していただく方たちの心の支えになる、自分だけの「心経」になっていくようだ。

仏画2.jpg

仏画1.jpg




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