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尾道に新しい風が吹く 社会から学ぶことを知る [尾道探訪紀行]

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久しぶりに尾道を訪ねた。新幹線の福山駅で降り山陽本線に乗り換え20分で尾道駅に着いた。駅には観光客らしき人たちが目立ち尾道の人気ぶりがうかがえた。天気に恵まれたこともあり「サイクリングの聖地」として多くの海外からのサイクリストが押し寄せているようだ。フェリーで向島に渡り「しまなみ街道」を楽しむサイクリングが大人気で観光の目玉になっているのが伝わってくる。

尾道を訪ねるたびに、不思議と尾道は郷愁をそそる。尾道の地形や風土、そして環境がそう感じさせてくれるのだろう。今回も、そんなことを思いながら真っ先に目の前に見える向島に渡る小さなフェリー乗り場に行ってみた。私にとっていつもの尾道めぐりのイントロである。

駅前で友人との待ち合わせをしていると、駅前のバスロータリーの広場でのぼりを立て、ハンドマイクで駅前を通り行く人々に語り掛けるように喋る声が聞こえてきた。
なにか補欠選挙でもあるのか、と。待ち合わせ5分前に演説は終わり片付け始めている。遠目であるが、よくよく見ると待ち合わせをしていた友人だった。思いもかけなく予想だにしてなかった光景にビックリ。

次期の首長選挙に向けての日々の活動らしい。尾道にいるときは毎日一回、どこかの街角に立つという。この地道な活動が実を結ぶことを願う。一年前は僅差で涙をのんだ。その悔しさと市政に新しい風を吹かせたいという熱い思いがそうさせている。

彼と駅前でランチするのに移動する途中に、私は横断歩道がない目と鼻の先の道に渡りかけたが彼は少し先の横断歩道まで歩いている。いい訳ではあるが、誰しもがわたってしまいそうな道なのだが・・・。この違いは、なんだ!?
私が年齢的にはずっと先輩であるが、彼にとってはそれが普通なんだろう。「普通」は人によって違うが「正しい普通」を教えてもらった。人は、子どもの頃から人から数々のことを学び、そして大人になって人や本や、社会や環境から学び進歩するわけである。彼にとっては、社会が学びの先生で、社会の眼が日々の厳しい稽古のようだと改めて感じた。

ランチのあと、彼が紹介してくれた、国宝の寺「浄土寺」で御住職や副住職さんたちと打ち合わせをさせていただいた。



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リポート&写真/ 渡邉雄二

#尾道 #尾道観光 #尾道めぐり #尾道の風景 #フェリー乗り場 #しまなみ海道 #亀田年保 #社会から学ぶ #新しい風 #浄土寺

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煩悩百八をとっ祓うよりは煩悩と仲良しに 一カ月で描いた万顔の2枚 [仏画曼荼羅アート]

煩悩百八を払い除けることをただただ願いながら、自分の本尊を描く大それたチャレンジを提案した。
煩悩は、人間の成長や発展に必要な欲求としての側面も持ち合わせている。ただ、心をコントロールすることで煩悩に振り回されることなく生きることを願っての今回のチャレンジである。

少しずつ本尊を紙上に描く。一体一体が違う煩悩と想定して108体を描くことを提案した。しかし、紙のサイズが限られているのですべて網羅できないというのも想定している。煩悩百八のそれぞれを本尊の顔の表情をすべて異なるように描くこと。そしてできるなら色を変えて描くように、という課題だった。期間は3カ月くらいかけ一日一体を描くというものだった。

なんと、それが一昨日の教室に書き終えたという方が3人もおられ持参された。その中のお一人は、一カ月の間に2枚描いたという。「そんなに暇だったんですか」と失礼ながらツッコミを入れたほどだ。そうすると「ヒマで、ヒマで」という答えが返ってきた。

提案どおり、百八の仏画と、その中心に大きく描いた本尊一体を入れた百九の仏画曼荼羅である。見ると一体ずつ顔が違う。笑っている、怒っている、悲しんでいる顔々が描かれている。面白いのはピアスをしている、イヤリングしている、頭に鉢巻をしている仏画もある。
もう一枚は、大日如来を中心に周りに小さい大日如来描いている。それも一体ずつ表情が違う。この大きさで描いていくと百八っは描けなかったという。

要らない煩悩をいち早く取り除きたかったのか、煩悩が除かれていくことで体も心も軽くなったのか、と尋ねると、描きだすと止まらなかっただけです、また、体が軽くなるどころか肩パンパンです、という答えだった。ワォ~~~




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表情がすべて違う百八の仏画



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万顔の表情がすべて違う大日如来




リポート&写真/ 渡邉雄二

#仏画曼荼羅アート #煩悩百八 #一枚の中に描く #初めてのチャレンジ #煩悩が払われる #心も体の軽く #描きだすと止まらなかった #軽くなるどころか肩パンパン

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春 爛漫 -紅時雨- [春爛漫]

咲きかけも また美しい 紅時雨



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写真/ 渡邉雄二

#桜満開
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#咲きかけ
#美しい
#薄曇り
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春爛漫 [春爛漫]

先日、近くの夙川沿いで孫と一緒に
ちょっと早めのランチ花見をした。

座ったベンチの真ん前に、
しだれる枝に白い小さな可愛らしい花
「ユキヤナギ」が咲き乱れていた。

後ろには紅椿、
そして川沿いには、これからは私の出番よ、
と言わんばかりにソメイヨシノが咲き誇っていた。



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#ソメイヨシノ

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人の目に届かない所で自分の時間や思いを社会に還元 こんな笑顔が自然に [雑感]

ご覧のとおり、この歩道橋は人通りが少なく高速道路の下ということで薄暗い。
昨日、自転車を押しながら歩道橋に上がったときに反対側によく見かけるおじさんがいた。今日も手すりを掃除されていた。時間に追われる仕事ぶりではなく丁寧に清掃しているから、もしかしたら “ボランティア” かな、と。
それを確かめたく声をかけた。イヤな顔をされるのも嫌だし、と思いながら、すると顔をあげこの笑顔だ。うぁー、いい顔しておられる。

いつもはシルバーとしてマンションの清掃に従事されているとのことだが、この歩道橋はいつも通勤に使っているという。その時に気になっていたのがこの歩道橋の汚れ。下は国道43号線で車の往来が頻繁なのでタイヤの摩耗で粉塵が手すりなどにこびり付いている。それが気になり時間がある時に清掃するようになった、という。

清掃し始めたころ、ボランティアでも勝手に清掃していいもんだろうかと不安があり、それぞれのところに確認したそうだ。国道の架かる歩道橋なので国の管轄ということらしいが国はいちいち歩道橋までは手がまわらない。ならば、地方行政機関では国の管轄なので手は出せないという。
それを確認したうえでの活動だ。すべてが自己責任ということのようである。

通るたびに手すりがきれいになっているのを感じていた。これはあのおじさんの清掃のお陰だ。昨日、立ち話ではあるが、清掃する上での工夫もあるようだ。手が入らない所にはブラシを使い、それも金物ブラシ、縄ブラシを使い分けている。まさに清掃を楽しんでいるかのようだった。

清掃することの楽しさを知っている。その喜びがあるから続けられているようだが、人の目には届きにくいが社会に自分の思いや時間を還元しておられる。
同世代だろうか、いや先輩なのだろうか、日々の活動が顔に表れている。ただただ頭が下がる思いだ。



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リポート&写真/ 渡邉雄二
※写真の掲載についてはご本人に了解をいただいている

#ボランティア #歩道橋の清掃 #自主的活動 #ステキな笑顔 #いい顔 #社会に還元
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江戸後期の絵師 池田孤邨が描いた「五節句」の絵解きを楽しむ [雑感]

季節ごとに行われる、無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事である五節句は、1月7日の人日(じんじつ)の節句をはじめ、3月3日の上巳(じょうし)の節句、5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽(ちょうよう)の節句がある。

人日の節句は、春の七草を食べて一年間病気せずに元気で過ごせるように願う日で、
若菜を摘んで新しい生命力をいただく「若菜摘み」という習慣がある。
上巳の節句は、ご存じ「桃の節句」ともいわれ、もともとは慶びや厄払いをする節句だったが、現在では女の子の健やかな成長を願い雛祭りを行う行事になっている。
端午の節句は、「菖蒲の節句」とも呼ばれ、男の子が健やかに成長することを願った行事が行われる。
七夕の節句は、裁縫や芸事などの上達を願う日である。いまでは願い事を短冊に書いて笹に吊るす行事として伝承されている。
重陽の節句は、無病息災、不老長寿を願う日であり、「菊の節句」とも呼ばれている。

これらの五節句を平安時代の貴族社会の暮らしの中で描いた「五節句図」という五幅の軸装の絵で表現されている。これらの絵を描いたのは、江戸時代に活躍した絵師 酒井抱一の弟子の池田孤邨(こそん)。江戸後期に江戸琳派を支えた一人である。

これらの絵を見て、それぞれの節句がどう表現されているかを想像し解きあかしていくのも楽しいものである。分かりやすい絵と、少々難解の絵もある。記事の中にヒントがあるので読んでチャレンジしてみてください。




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五節句の絵



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1月7日の人日(じんじつ)の節句



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3月3日の上巳(じょうし)の節句



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5月5日の端午(たんご)の節句



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7月7日の七夕の節句



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9月9日の重陽(ちょうよう)の節句




リポート&写真/ 渡邉雄二
池田孤邨の絵/ 福田美術館より

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今月14日、乙女文楽と落語の共演が法楽寺で開催 [伝統芸能]

月一度、仏画曼荼羅アートの教室でくすのき文庫を提供いただいている法楽寺で、
今月14日に友人の乙女文楽の人形遣いの吉田光華さんの公演がある。

今回は、落語と共演。三代目 林家菊丸さんとコラボ舞台が実現する。
春のひととき、軽妙な落語と人形舞が堪能できる。

お時間があれば、ぜひお越しください。
詳しくはチラシをご参照ください。



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