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文化想造塾[曼荼羅絵図] ブログトップ
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伊藤若冲作の「釈迦如来坐像」を模写、驚きの出来映え 【仏画曼荼羅アート】 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

先週末、仏画曼荼羅アートの神戸教室では、李白の白鷺鷥の漢詩と地蔵菩薩を合わせた課題がスタートした。まだ慣れない墨で描く菩薩に躊躇しながらも筆はスムーズに動いていた。

いつもどおりスタート前は般若心経の読誦と呼吸法を行う。そして前月の課題を皆さんが披ろうする。どんな作品が仕上がっているのか、毎回、私も楽しみにしている。

前月の課題が、伊藤若冲が描いた国宝指定の「釈迦三尊像の“釈迦如来坐像”」。これを模写することが課題だった。細密な仏画を模写することで技術向上につながればと思っていた。しかしながら法衣の柄や模様が消え分かりにくくになっているところも多いので、そこは独自で創作するようにと指示をしていた。

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広げて見せていただいたのが、これ(写真)。一人の方は、釈迦像の上に「慈恵」という文字を入れていた。共に驚きの出来映え。大変だったと想像はつくが、喋る口調は実に楽しそう。模写ではあるが、りっぱな作品である。作品づくりを楽しんでいるのが何よりも嬉しい。次月もまた、菩薩と李白の詩がどう絡み合っているのかが楽しみだ。

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釈迦像 若冲.JPG
上記2点は神戸教室の生徒さん作

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伊藤若冲作の国宝



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心をうつす窓に、それぞれ想いを表現 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

一昨日は、仏画曼荼羅アートの佛日寺教室だった。
前回の課題が円相図。禅における書画のひとつで、丸(円形)を一筆で描いたもの。臨済宗では円相は悟りや真理、また宇宙などを円形で象徴的に表現したものとされている。また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味でも用いられることもあるようだ。

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各教室でも円相図を書く練習をし、その円相図に、それぞれの想い表現する課題に取り組んでいる。一作日、一人の方がその課題を仕上げ持参された。
一つは円相図に仏様を、もう二つは円相と般若心経を合わせたものを制作。その中の一つが墨の中に心経を一文字ずつうつし込んだもの、それと円相図の内外に心経を書いた作品の三部作である。

円相という己をうつす窓に心経や心仏をあわせることで想いが強く広く表現される。心の窓に、自分の想いや理想、夢を表現していくのも楽しいかもしれない。

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リポート&写真/ 渡邉雄二 作品/ 佛日寺教室の生徒さん

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独り茶は、「鶉鳴く」心境と重なる 【一茶庵稽古追想】 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

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この季節に俳諧などで登場する鳥といえば「鶉(うずら)」がある。
うずらの卵は食材として一般的なものなので馴染みはある。しかしながら、現在では鶉自体を見かけることはほとんどない。
その鶉の鳴き声は、特徴があってどんな鳥の声よりも勇気凛々となると言われている。その鳴き声は勢いよく「チッカッケー」と鳴いているようにも聞こえる。

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この鶉が煎茶稽古の題目だった。今回も漢詩ではなく、万葉集から大伴家持や藤原俊成の短歌が “雁が音” のつまみとして取り上げられた。
家持が紀女郎に、自身の想いを短歌にし贈った歌がある。
「鶉鳴く 古りにし里ゆ 思へども 何ぞも妹に 逢ふよしもなき」
鶉の鳴く古びた里にいた頃から想い続けていたのに、どうしてあなたに逢う機会もないのであろうか。
そして藤原俊成が、[夕されば 野辺の秋風 身にしみて 鶉鳴くなり 深草の里]
と男に捨てられた女が鶉の身に化身して寂しげに鳴く晩秋の夕暮れの深草の情景を詠っている。
いずれも「鶉鳴く」という、荒れ古びた土地の形容で、男と女の悲恋を表現している。そして鳴くことで寂しさがより誇張される。

この季節に独とり飲むお茶は「鶉鳴く」心境と重なり合う。そんな晩秋の一夕に想いが膨らむ。

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仏画制作の前の「呼吸法」  [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

心と体のバランスをとるのに欠かせない調整法の一つに「呼吸法」がある。呼吸は日ごろ意識をすることはほとんどない。意識して呼吸する習慣を身につけることで、心と体のより良い変化を感じるようになる。
日ごろ意識していない呼吸は比較的に浅いが、波長の長い大きい呼吸、つまり深い呼吸をすることで心のリラックス、体の温もりを感じ相互のバランスが保たれるようになる。
その呼吸法と、そして通常の呼吸で瞑想を仏画制作の前に約10分間程度、集中力をより促進させ持続力を高めるために行っている。

やり方としては、鼻から外気をゆっくり吸い込み、一秒程度息を止め、口からゆっくり吐き出す。これを繰り返し行う。無理のない自分の呼吸のペースで行うことが大切である。参加している皆さんと一緒に楽しんでいる。

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仏画曼荼羅アート教室、再開。泉佐野ではショーケース展示が大きな励みに! [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

6月の下旬に緊急事態宣言が解除され、仏画曼荼羅アート教室は再開している。
そのスタートが、第一回目の開講が延び延びになっていた佛日寺教室を皮切りに、神戸、そして先週末、泉佐野が開講した。

その泉佐野教室では、この春から学習センター内の1階のメインのショーケースで生徒さんの作品が展示されている。休講で月に一度の入れ替えができてなく、今回やっと、別の生徒さんの作品を展示。小さいスペースながら、多くの人の眼に触れるのは、生徒さんにとっては大きな励みになっているようだ。

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地域に根付く「心安らぐ寺小屋」コミュニティ、仏画曼荼羅アート教室が再開 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

仏画曼荼羅アート教室の6月の後半の日程が決まりましたのでお知らせいたします。

今年の4月から「仏画曼荼羅アート教室」の新たな場として寺院での開講を進めていました。しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が発令され4月、5月の開講は中止させていただきました。
落ち着いてきたので、6月15日の大阪府池田市の佛日寺、22日の大阪市淀川区の福泉寺、そして25日の明石市のウィズあかしの新会場は開講いたします。

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新たに加わった寺院での開講は、仏画曼荼羅プロジェクトとして新しい展開です。
地域に根付く寺院で「心安らぐ寺子屋」的なコミュニティになればと思っています。

どの教室の皆様さまからも「描きたい」「書きたい」「写したい」、そして「生きる力にしたい」と思っていただけるように努めてまいります。
仏様を描き般若心経を書くことで得られる心の平穏を楽しみ、さらに心と頭をつかう想像力や独創力も高まります。ご興味があれば、ぜひご参加ください。
私も、皆様と一緒に続けられることが何よりの楽しみです。

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渡邉雄二 合掌

■2021年6月後半 各地教室のスケジュール

●6月15日(火) 佛日寺教室 (佛日寺/大阪府池田市)
午後1時30分~3時30分 (通常開講/第3火曜日)
●6月22日(火) 福泉寺教室 (福泉寺/大阪市淀川区)
1時30分~3時30分 (通常開講/第4火曜日)
●6月25日(金) 明石教室 (ウィズあかし/7月未定)
午後2時~4時
●6月26日(土) 神戸教室 (スタジオ・アジュール)
午後1時~3時 (通常開講は第4土曜日)

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佛日寺

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福泉寺
 
 ※体験会は随時行っています。ご希望の方は下記の または でご連絡ください。
 ※体験会の参加費用は、一律1,000円(材料費込)
 ※自分の地域でも開講をご希望される方はご連絡をください。
 ※お問い合わせ並びにご予約は、
  090-3658-7804  ipc@wa2.so-net.ne.jp 「仏画曼荼羅アート事務局」渡邉まで

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美麗な法華菩薩は文字絵の仏画 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

相国寺の方丈の室中の間には本尊として「観世音菩薩(法華観音)図」の掛け軸が掛けられてある。美麗な法華菩薩が描かれている。入り口には菩薩のアップの写本の額装が掲出されてあった。よく見ると、仏画の枠線すべてが文字で書かれている。近くで見ても線にしか見えないくらい小さな文字で記されている。離れると一本の線にしか見えない。

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こういう仏画を文字絵と称し、江戸時代の絵師加藤信清が得意とした技法の一つである。この掛け軸は、その加藤信清が画いたものである。伊藤若冲らと親交が深かった大典禅師がこの文字絵を気に入り画かせたものだと言われている。

ちなみに、仏画曼荼羅アートの神戸教室の生徒さんが以前、この文字絵にチャレンジされた。
素晴らしい作品を仕上げているので披ろうさせていただく。

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仏画曼荼羅アート教室、6月より新たに2寺院が加わる。 佛日寺、福泉寺のご支援により開講 【仏画曼荼羅アート】  [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

仏画曼陀羅アートプロジェクトが本格的にスタートし2年半。プロジェクトの核になるのが「教室」で、現在、泉佐野市、神戸市、箕面市、そして明石市の4会場で開講。そして4月から新たに、池田市の「佛日寺」、大阪市の「福泉寺」の2寺院が加わり計6カ所で予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言ですべて中止を余儀なくされました。しかし、この6月から緊急事態宣言は緩和される予測のなか、仕切り直しで新たにスタートします。

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新しく加わった寺院は、仏画曼荼羅プロジェクトが掲げるキーフレーズ「大きな木の下で-」の最良の舞台です。地域に根付く寺院で「おとなの寺子屋」的な存在のコミュニティーとして楽しい、そして生きるための学びの寺小屋をめざしています。

どの教室の皆様さまからも「描きたい」「書きたい」「写したい」、そして「生きる力にしたい」と思っていただけるように努めてまいります。仏様を描く、般若心経を書くことで得られる心の平穏を楽しみ、そして心と頭をつかう想像力や独創力を発揮しアート作品を制作していただきます。

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■2021年6月からの各地教室のスケジュール

●6月5日(土) 泉佐野教室 (泉佐野市生涯学習センター)
 午後1時~3時 (毎月第1土曜日)
●6月12日(土) 箕面教室 (箕面市東生涯学習センター)
午後1時~3時 (毎月第2土曜日)
●6月15日(火) 佛日寺教室 (佛日寺/大阪府池田市)
 午後1時30分~3時30分 (通常開講は第3火曜日)
●6月22日(火) 福泉寺教室 (福泉寺/大阪市淀川区)
 午後1時30分~3時30分 (通常開講は第4火曜日)
●6月25日(金) 明石教室 (ウィズあかし/ 明石市生涯学習センター)
午後2時~4時 (毎月の日程は未定、分かり次第連絡)
●6月26日(土) 神戸教室 (スタジオ・アジュール)
午後1時~3時 (毎月第4土曜日)

※体験会は随時行っています。ご希望の方は下記の または で、お気軽にお問合せください。
※体験会の参加費用は、一律1,000円(材料費込)
※自分の地域でも開講をご希望される方はご連絡をください。
※お問い合わせ並びにご予約は、
090-3658-7804 ipc@wa2.so-net.ne.jp 「仏画曼荼羅アート事務局」渡邉まで

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上記の写真は各教室の皆さんの作品です。
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新年度から新しい教室が開講。 佛日寺で、楽しめる “寺小屋カルチャ―&アート” 活動スタート! [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

新年度から仏画曼荼羅アート教室が新たに増えます。
場所は大阪府池田市にある「佛日寺」さんで、
4月20日(火)午後1時30分より開講します。
初回は、まず体験会です。続けてみたいという方は、
毎月一回、第3火曜日に行います。

寺院で仏画曼荼羅アート教室が行えるのは
本来の学びのステージとして最適だと思っています。
大きな木の下で-をキーフレーズに、
“生きる力”になれる仏画曼荼羅を皆さまと一緒に
楽しめる “寺小屋カルチャ―&アート” 活動にしていきます。

地域が限定されますが、
池田市、箕面市、豊中市、吹田市、兵庫県川西市、伊丹市など
近隣の市町にお住まいの方で、仏画曼荼羅制作にご興味があれば、
ぜひ一緒に楽しみたいと思っています。
概要は下記のとおりです。

■主催/ ライブインテリジェンスアカデミー
■場所/ 黄檗宗 佛日寺 佛日寺会館 (池田市畑1丁目18―17)
  大阪府立渋谷高等学校南側 はたの保育園西側
■日時/ 4月20日午後1時30分~(体験会) 教室は毎月第3火曜日
■参加料/体験会 1,000円(材料費込) 通常 2,000円(材料費込)
■講師/ 渡邉雄二(ライブインテリジェンスアカデミー 代表) 
■お問い合わせ・ご予約/ ライブインテリジェンスアカデミー(渡邉まで)
     下記の電話か、メールでお願いいたします。
※ブログ/https://blog .goo.ne.jp/ipc_watanabe FB/(5) 渡邉 雄二 | Facebook
[電話] 090 ? 3658 ? 7804 [mail to] ipc@wa2.so-net.ne.jp 渡邉雄二
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仏画曼荼羅アートの、来年1月の予定。 「描きたい・書きたい・写したい」の熱意が強い支えに! [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

令和2年もあと5日になった。
今年一年は、世界を震撼させている新型コロナウィルスが猛威を振るった年となった。
日本では感染者数の第3波が12月頃から押し寄せ、年末年始にかけてさらに感染者数の増えていく予測が出されている。終息のめどが立たない状況で新しい年を迎えることになった。素人ながら、ワクチン接種を受けられるようになって平静を取り戻していくのだろう、と希望的観測をしているが、果たしていかなる状況になっていくか。

そんな一年を過ごしてきたが、第1波のときに3カ月ほどお休みしただけで続けている「仏画曼荼羅アート教室」は、来年もいつも通り開講していく予定である。こんな状況下でも各教室とも続けられるのは、一人一人の新型コロナの予防に対しての意識や行動が高さと、それぞれの熱意に支えられての結果である。心より感謝申し上げたい。

さて、来年の1月開講スケジュールは、下記のとおりであるが、どの教室の皆様さまからも「描きたい」「書きたい」「写したい」という思いが伝わってくる。
仏様を描く、般若心経を写すことで得られる、人それぞれの心の平穏を感受されている。そして、心と頭をつかう想像力を楽しまれているからだろう。
私も、皆様と一緒に続けられることが何よりもかえがたい喜びである。合掌

■各地教室の2021年1月のスケジュール
●1月9日(土) 箕面教室 (箕面市東生涯学習センター)
午後1時~3時 (通常開講は第2土曜日)
●1月10日(日)明石教室 (明石市生涯学習センター)
午後2時~4時 (通常開講は第2日曜日)
●1月16日(土)泉佐野教室 (泉佐野市生涯学習センター)
午後1時~3時 (通常開講は第1土曜日)
●1月23日(土)神戸教室 (アトリエ アジュール)
午後1時~3時 (通常開講は第4土曜日)
 
 ※体験会は随時行っています。ご希望の方は下記の[電話]または[mail to]でご連絡ください。
 ※体験会の参加費用は、一律1,000円(材料費込)
 ※自分の地域でも開講をご希望される方はご連絡をください。
※お問い合わせ並びにご予約は、
[電話]090-3658-7804 [mail to]ipc@wa2.so-net.ne.jp 「仏画曼荼羅アート事務局」渡邉まで

この一年間の各教室の皆さまの作品です。

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