異なる「母と子」のイメージ。 [書アーティストと育成塾]
一昨日、「書アーティスト育成塾」が本格的にスタートした。
第一号の塾生さんが『つじよしえ』さん。
竹本大亀先生の直接指導が始まる。彼女は大阪の大学に通っている20歳のお嬢さん。
その夜もぎりぎりの時間まで筆と墨と闘っていた。
初回のテーマは「好」。大亀先生が選んだ文字がたまたま彼女の名前の一文字と重なった。この「好」を分解すると「女」と「子」。この二文字が「好」の象形文字の基本形を成している。
「女=母」となると、母が子を抱いている姿が自然である。
それを絵文字にしていく。母と子の関係を筆と墨で紙に表現していく。
そこには筆の"線"や"白場空間"のバランスによって母と子の状態が異なってくる。書き手によってすべて"母と子"イメージが違ってくるのも個性的でおもしろい。
そんな書アーティスト育成塾がスタートした。
よしえさんが草稿した中の一枚「母と子」。
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