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「妙」な世界に浸る。 [心と体のなごみ時間「煎茶入門講座」]

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煎茶を楽しんでいただこうと7月から講座を始めた。7、8月の3回講座で古典的な煎茶を楽しんだ。

一昨夜の最終講座では"人生を味わう茶"がテーマであった。一回目が「自分だけの茶」、二回目が「あなたと一緒の茶」。この3回を通して文人が愛した煎茶の嗜みをまず知るこから始まった。

夏目漱石にして"喉にくだるべき液は一滴もない"といったことが、この講座で少しわかったような気がする。一煎ごとに味わう言葉表現として"甘い"、"渋い"、"苦い"、"重い"、"軽い"などなどで形容される。

当時、文人が一煎ごとに感じた言葉を表現することを楽しんだという。
一煎目で甘味を「興奮を潤す」、二煎目にして苦味を「独門を破る」、三煎目は渋いを「経汗に発する」などと表現して楽しんだそうである。

この講座の楽しいところは形から入ってないところ。いうなら煎茶を通して、日本文化を感じ、書斎文化を楽しみ、そしてその周辺の道具などから文字や絵の奥深さを魅せてくれる。さらに表現を楽しむことができる。

なによりも部屋にいながらにして自然を感じさせてくれる。山に、海に居るかのような想いにさせてくれる。そして風も感じさせてくれる。季節も見せてくれる。

講座を通して不思議な体感をした。まったく知らない私にでもこんな心地よい想いをさせていただいた。これってなんだろう。今までにない経験である。
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