これからは「桃」の時代かも! [煎茶文化塾「易社」]
桜の花が霞みに浮かぶかのように咲き誇る。今週末が満開のようである。
桜が終わり頃には桃が可愛らしい花をつける。
先月末の煎茶文化塾で話題に上がったのが「桃」。煎茶には桜より桃がお似合い。そんなイメージを持った。
さて、皆さんは「桃」と言えば、どんなイメージを持っているだろう。と考えることがある。“甘くて美味しい”“みずみずしい”。そんな果物には違いない。
「桃」と言えば、この世にない様を現す事象で使われることが多い。周知の通り「桃源郷」は夢の理想郷としてよくでてくる言葉である。ここにも桃という漢字が使われている。
もっと分かりやすい例えがある。昔むかしおばあさんが川に洗濯に行ったとき、大きさ桃がどんぶらこと流れてきた。持ち帰り割ってみるとその中から桃太郎がでてきた。こんなおとぎ話を聞いたことは誰もがあると思う。
この話に登場するのがやはり「桃」である。中国の事象によく登場するのも桃と桃の葉。桃の形は少々違うが。日本の桃は果実として形が作られたものらしい。
日本の静の象徴の一つが桜であるとしたらが、日本の美しさの中に艶を現すものとして桃を連想した。
想像力が膨らんでゆく、佃宗匠の話を聞いてなぜかそう思った。桃を眺めみよう。
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