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等伯の本物を観たく智積院へ [伝統文化]

全国的に穏やかな大晦日の朝。朝陽が心地よい。だが、関西では昼から気温がグングン下がるらしい。元旦の朝には0℃くらいになる予報だ。寒暖差に体がついていくかどうか心配であるが、いいお正月を迎えたい。

先日、葉室麟氏の絵師 海北友松を題材にした「墨龍賦」を読み、そこに登場する同じ時代に生きた狩野永徳や長谷川等伯らの小説を連読した。最後に読んだのが安倍龍太郎氏の「等伯」。小説家は異なるが戦国時代に生きた絵師の生き様が三者三様に描かれていた。
その等伯を読みながら、長谷川信春(後の等伯)が当時描いた本物をみたく智積院を訪ねた。智積院の宝物館には、信春の「楓図」、信春の子である久蔵の「桜図」(共に国宝)をはじめ「松に秋草図」や「松に立葵図」など、長谷川派の障壁画が展示さている。

安倍龍太郎氏の「等伯」を通してではあるが、これらの絵を描いたときの心情や状況を絵から少しでも感じられればと思った次第である。しかしながら、美術の専門家ではないので細かいことはわからないが、本物を観ながらその時空を楽しませてもらった。

よい年をお迎えください。

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