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ロングセラーの家庭薬、いまも。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

用事があって大阪 船場へ。久しぶりに道修町の少彦名神社にお詣り。神社会館の3階にある「くすりの道修町資料館」を覗いた。
道修町といえば「くすり」。江戸時代は薬の材料が大阪に集まり、それを加工し全国各地へ運ばれていた拠点だった。
その中心地だった道修町で、いまの大手薬品メーカーのほとんどがスタートした。
その中で、100年以上も続くロングセラーの家庭薬がいくつかある。時代とともに進化しながらも昔の名残を感じさせてくれる薬が展示されてあった。
征露丸(いまは正露丸)をはじめ改源、ノーシン、ロート目薬、大学目薬、メンソレータムなど、また香取線香の金鳥の渦巻や仁丹などなど懐かしいのものばかり。
ロングセラーを続ける商品にはいろんな理由がある。効能や効果はもちろんだが、どのものを見ても袋やパッケージ、さらに容器などのデザイン性が極めて優れている。
表面的なデザイン性からも感じられるのが、製造元のすべてにおいてデザイン的思考能力が高さである。
伝統を守りながら新しいモノを取り入れ変化させる能力の高さが伺える。

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